玲児「ヨッ! 紗鳴ちゃん、何してんの?」
紗鳴「はわっ!? 玲児くん驚かさないで…」
玲児「ん? 何の手紙持ってんの?」
紗鳴「こ、これはなんでもないの!」
玲児「ふ〜ん…煉太郎なら職員室寄って帰ると思うから、校門で待ってればつかまるっしょ」
紗鳴「え…なんで……」
玲児「そんなの皆にバレバレっしょ! 普段から煉太郎のこと目で追いすぎだし」
紗鳴「//////」
玲児「恥ずかしがってんの? 煉太郎のやつ、超がつく鈍感だからストレートに言わないと気付かないっしょ」
紗鳴「でも私なんか相手にされないかも…」
玲児「やらずに後悔するより、やって後悔したら?」
紗鳴「?」
玲児「ま、アイツの受け売りだけどさ」
紗鳴「やって後悔…」
玲児「掠璃先輩が卒業して、アイツも落ち込んでるみたいだし、今ならイチコロっしょ! 気にせずアタックしてきなよ」
紗鳴「う、うん! やってみる!」
玲児「へへっ、頑張りな…」
走っていく紗鳴の背中に、静かにサムズアップを送る玲児。
その肩に手が置かれる。
担任教師「見つけたぞ玲児〜、今日の放課後お前だけ追試だって言ったよなあ?」
玲児「あ、ちょ、待っ…今日は都合が悪くてまた今度でいいっしょ先生?」
担任教師「そうかそれなら仕方ないか〜…ってなるかボケェ!」
寸劇長めでしたが雰囲気だけでも伝わればと…。
本来はもう少しやり取り長くなる予定でしたが端折りました。
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