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さくらんぼについて

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初めてデイリーチャレンジでの投稿になります。 デイリーなんて今まで全く興味がなかったのですが、さくらんぼと聞いては黙っておれません。 まだソメイヨシノも咲き始めの時期にサクランボとは、なかなかチャレンジングなお題でございます、一般的にいわゆるサクランボであるところのセイヨウミザクラの収穫時期は、品種にはよるもののだいたい6月ごろですからね。 ソメイヨシノやセイヨウミザクラよりも一か月ほど早く咲くシナミザクラででもまだ収穫時期にはだいぶ早いですし、温かい地方であれば早く出回るというたぐいの果実でもありません。 そもそもセイヨウミザクラが結実するには冬の寒さが必要不可欠であり、一般的にサクランボ栽培の南限は山梨の辺りと言われております。 まあシナミザクラは商品名の暖地桜桃の名のごとく、温かい地方でも栽培できますが、アレをさくらんぼと呼んでいいかどうかは意見が分かれますし、前述のとおりそれでも今はまだ時期が早すぎる。 また、果実は非常に繊細で日持ちもせず、冷凍しとけばいいなんてものでもありません。 つまり、この時期に出回る生食用のサクランボは冬の寒さを疑似的に再現したでかい冷蔵庫に鉢ごと放り込むという力業で寒さを経験させた手間のかかる方法で栽培されたものであります。 サクランボという果物自体が比較的高価でありますが、それに輪をかけた高級品ですね。 たしか高知の辺りで栽培されていると聞いています、2月ごろから出回るとか。 私もさくらんぼは2品種栽培しておりますが、なかなか繊細で苦労します。 とくに収穫時期が6月というのがつらい。 果実が雨に当たると水分を吸収して、実が割れてしまうのです。 そういう意味でも冷涼でかつ降雪量、降雨量が多くない山形は一大産地となっている訳ですね。 実ができたらできたで一気に熟して日持ちがしない、家で消費するにはジャムにするとよいのですが、イチゴなんかと違って真ん中の種を抜くのが一苦労なのです。 抜いた種を蒔いても楽しいですけど、ジャムに使うペクチンを抽出するために煮込んでしまうのが一般的ですね。 煮込んだ種は洗って乾かしてチェリーピローに使うといい感じです。 種を蒔いた場合は発芽率が極端に低い事と、親と同じ品種は出てこない事に注意が必要です。 芽が出たところで結実まで5年はかかるんで、接ぎ木用の台木にしてしまうのが良いとは思いますけど、小鉢で盆栽に仕立てるのもこれまた楽しいですよね。 実物は花と実と二回楽しめるのが最高です。 ああ、さくらんぼについて語り始めると止まらない。 #さくらんぼ