得意先での商談を済ませた掠璃とシェイナ。
今は汗を流すために温泉旅館で入浴中だ。
掠璃「はぁ~……ひと仕事の後に入る温泉は格別ね~。シェイナもそう思うでしょ?」
シェイナ「……」
掠璃「あらあら? シェイナはお気に召さなかったのかしら?」
シェイナ「違う、何か落ち着かないだけダ」
掠璃「心配性ね~シェイナは。あなたが護衛だからってお風呂の中で事件が起きるわけないじゃない」
シェイナ「カスリは危機感が足りなイ……」
掠璃「はいはい、温泉上がったら美味しいものでも食べに行きましょうね」
シェイナ「飯か!? 行こウ! すぐ行こウ!!」
掠璃「そんなに急がないの。もう少し温泉を楽しませてちょうだい」
ガラガラ…
玲児「お~! やっぱ一流旅館、露天風呂も見晴らし最高っしょ! あれ……?」
掠璃「あら~? もしかして……玲児くん?」
玲児「な、え? 掠璃先輩? なんでここに??」
掠璃「あらあら忘れてたわ。ここの温泉、混浴だったわね」
玲児「いっや~、こんな場所で偶然ッスね~」
シェイナ「カスリに近づくなケダモノ!!」
玲児「アッバァ―――ッ!?」
シェイナの蹴りで柵の向こうまで大アーチを描いて飛んでいく玲児。
掠璃「確かあの柵の向こうが女湯だったわね……」
シェイナ「カスリ、すぐに風呂から上がるゾ」
この後シェイナ・玲児の両名とも諸般の事情で怒られました。
※玲児は会社の慰安旅行で来ただけ。不憫。
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