ネリネ「うぅ~……どうしよう、課題のレポート全然終わらない。というか全く意味不明よ。魔法が無い世界ってこんなにややこしいの?」
煉太郎「どうした? 困りごとか?」
ネリネ「え、あっ……これはその……」
煉太郎「課題のレポートか。手伝うからさっさと終わらせよう」
ネリネ「えっ、いいの?」
煉太郎「もう小一時間ここで難しい顔して座ってる奴いたらそうなる」
ネリネ「そんな顔してないよ!」
それからしばらくして街中
ネリネ「さっきは課題手伝ってくれてありがとう。これ、お礼」
煉太郎「別に気を遣わなくていいんだぞ。俺が勝手にやったことだし」
ネリネ「いいの、私の気持ちだから。煉太郎…くん、どっちがいい?」
煉太郎「……じゃあそっちの小さめのほうで」
ネリネ「えっ? こっちで本当にいいの?」
煉太郎「ああ…(妙に大きいほうチラチラ見てたし食べたかったんだろうな)」
ネリネ「それじゃあ、はい!」
煉太郎「バイトとかしてないのか? 何なら知ってるところに声かけて紹介するぞ」
ネリネ「課題まで手伝ってくれたのに、そんなことまでいいの?」
煉太郎「ただのお節介だ。(同じサイズのソフトクリーム買えないくらい困窮してるみたいだしな)」
ネリネ「ありがとう! あっ、自己紹介まだだったよね。私はネリネ、よろしく」
煉太郎「そうか。ひとつネリネに聞きたいんだが、初対面なのになぜ俺の名前を知ってる?」
ネリネ「ウッ……(しまった!)」
その後全力で誤魔化した。
#うちの子 #ネリネ